Dance music , isn't it?

2月14日にニューレコードを発表すると伝えたばかりのradiohead
”渋谷の乱”(中止に終わる)の後、予定よりも1日早くニューアルバムの
DL配信を開始しました。


僕はニュースペーパーアルバムの購入予約をしているのですが、
そちらにはDL権限もついているので、即座にDLしました。

僕のファーストインプレッションは、「うわぁ・・・」、
radioheadのダンスミュージックかよ?」というのが率直な感想。
昨今のトムの聞いている音楽の影響が色濃く反映されているような気がします。

  • Lotus Flower


ただし上記の感想はネガティブなもの、という訳ではありません。
歴代のアルバムの中でも、かなり”Cool”な仕上がりです。
イヤホンで聴くとよくわかるのですが、低音がもの凄い全体を通して
効いており、アルバムを通して一つの不気味な世界観を確立しています。

そして、アルバム後半は前半とは一転、アルバム名のlimbにもあるように、
大木の側で心地よく寝そべっているような、とても心地よい印象に包まれます。
中でもアルバムを締めくくる”Separator”は名曲です。



”Separator”には音楽関係者、ファンの中では少々議論がおこっています。
意味で言えば、「分離」を意味するものであり、実はradioheadとしては
アルバムを二部構成で完成させており、”Separator”は一部作の終了とともに、
ニュースペーパーアルバムで収録されている二部へのメタファーなのではないかと。

たしかに「IN RAIBOWS」の時にもデラックス版には2枚目が含まれていたし、
大胆な軌道修正を行った「KID A」発表時は、短い間隔で「AMNESIAC」を
リリースした。ほぼ同時に制作されており、双子のアルバムと言われたりもする。
さてさて、今回はどうでしょうね??なにはともあれ、3月に結果は出るので
楽しみにしていましょう。



また、来日も楽しみにしていましょう。
radioheadのライブの良いところは、Live時には原曲と異なったアレンジで
聴かせてくれるため、驚きと感動が2倍です。

トムヨークにかかれば、打ち込み主体の無機質な自身のソロワークの「Eraser」が
昨年のフジロックの伝説、Atoms for peaceで体現したように*、もの凄いフィジカルな
さままでに昇華させてしまうのですから。

screenshot


radioheadという大きな化け物の手にかかれば、今回の曲群もとても素敵な
Liveバージョンとして聴くことができるでしょう、楽しみにしています。